私は10年前、4週間のマルタ留学でホームステイをしました。
サンジュリアン(セントジュリアン)のEC Maltaに通っていたので、そこから徒歩30分、バスだと10分くらいのところに住んでいました。
実は、最初の家でトラブルがあり、数日で別の家に変わっています。
マルタ留学生は、ホームステイのほか、フラット(アパートやマンション)やレジデンス(寮)に滞在する人が多かったです。
生徒の多くはルームシェアをしていました。
これは今でも変わっていないようです。
現在の状況とかけ離れていないか、マルタ在住の知人に確認しながら紹介します。
この記事では、
- ホームステイにした理由
- 困ったこと(体験&聞いた話)
- マルタのホームステイで注意すること
- マルタ留学でホームステイ先を変えた話
をご紹介します。
- ホームステイにした理由
- マルタでホームステイするデメリット
- ホームステイ中に注意したいこと
- マルタの家庭でホームステイ中のトラブル
- マルタ留学中にホームステイ先をかえたくなったら
- ホームステイ先のお土産で喜ばれるもの
- マルタ留学のホームステイ&レジデンス迷うならどっちも体験するのもあり!
ホームステイにした理由
最初に短期留学をしたカナダのホームステイ先がとても献身的だったこと、
ネイティブスピーカーと話す時間が増やせると思いホームステイを選びました。
料理好きのホストがいるところだとマルタ料理をふるまってくれます。
私は、1つ目の家を3日で出ることになりました(後日お話します)。
2つ目のホストは、50代くらいの単身のボネロさんという女性でした。
ご主人が他界され、娘さんの彼とゴゾ島に住んでいるとのことでした。
おしゃれな人で、服はもちろん、インテリアや食器など細部にこだわりを持っている人で部屋にはいつも花が飾られていました。
料理もとても上手で、おしゃれなテーブルウェアとおいしいマルタの家庭料理で毎日もてなしてくれました。
マルタでホームステイするデメリット
ホストファミリーとの相性がある
マルタのホームステイ先は認証をうけなければ生徒を受け入れることができません。
そのため、設備や部屋などある程度のクオリティは保証されています。
しかし、人間同士なので相性があります。
私のホストマザーのように、お客さんのようにもてなしてくれる家族もあれば、とてもビジネスライクな家庭もあります。
家族と相性が良くても、一緒にホームステイしている別の生徒と合わない可能性もあります。
決められたルールがある・マルタは特に電気&水の利用にきびしい!
シャワーの時間やご飯の時間など決められたルールを守る必要があります。
家によっては門限があることもあります。
特に、マルタのホームステイ先は電気と水の使用に関するルールが厳しいです。
小さな島国であるため、光熱費がとても高いです。
私が留学したのは10年前ですが、他の人の記事やマルタに住んでいる知人によると今でも変わらず光熱費は高額なようです。
電気のつけっぱなしは絶対にNG!
マルタでは光熱費が高いので、電気、水の使い方にシビアな家庭がほとんどです。
電気をつけたまま寝たら100パー怒られます。
私の友人のうち何人かはうっかり電気をつけたまま寝てしまったんですが、みんなめちゃめちゃ怒られたと言っていました。
消費電力が大きいドライヤーも使うと嫌がられると聞いたので、ドライヤーは持って行かず代わりに速乾ターバンをもっていきました。
こちらの速乾ターバン、「ドライヤー時間を短縮できなかったら全額返金」とのこと。
作り手の本気度が伝わります。
もしドライヤーを持って行ったとしても、使う前にホストに確認しましょう!
水の利用にもシビア!
十分に洗えない&冬のシャワーは寒い
ホームステイしている子のほとんどは、シャワーは10分と決められているところが多かったです。
短いところでは5分というところも!
日本みたいにジャージャーでれば10分でも問題ありません。
しかし、マルタは水圧が不十分だったり、なかなかお湯がでないのです。
シャワーをあびても良い時間を確認して、「いつでもいいと言われれば」、ホストやルームメイトとずらすようにした方がいいです。
私が滞在した2月~3月のマルタは肌寒く、ぬるいシャワーがちょろちょろしかでなくて寒くて辛かったです。
リンスをしている場合ではない!!!と思い、マルタのスーパーでリンスインシャンプーを買いました。
リンスインシャンプーなら、シャワーが途中ででなくなってもリンスベタベタのままタイムアップしてしまう心配はありません。
髪を短く切っていけばよかったとも思いました。
ロングヘアの友人は風邪をひいて熱をだしていたので髪が長い方は特に気をつけてください。
洗濯も大変!
私のホームステイ先は洗濯機がありませんでした。数日に1回ホストマザーが洗濯物を出してと言ってくれました。
下着はなんとなく自分でシャワーの時に石鹸で洗っていました。
当時黒いタイツをはいていたのですが、ホストマザーが洗ってくれたものをはくとなんだかかゆくなりました。
いつまでも洗ってもらうのも悪いので「自分で洗濯をしたい」と申し出てみました。
ホストマザーは快くオッケーしてくれ洗い方を教えてくれました。
バケツに水と洗剤を入れて洗濯物を入れ洗います。
次に、柔軟剤と水を入れたバケツに洗濯物を入れます洗濯物よく絞ったら干す。
と教えられました。
え…すすぎは…?
と思ったのですが熱心に教えてくれるホストマザーを前に言えませんでした。
それはかゆくなるわと納得したのでした。
トイレも1回流すと2回目を流すのにタンクに水が溜まるのに時間がかかります。
どこもマルタはそういうところが多くストレスでした。
水圧が弱くトイレットペーパーも詰まりやすそうなので、利用が最小限になるように工夫をしていました。
どうしても水をジャブジャブ使いたくなった私は、イギリスのロンドンに旅行に行くことにしました。
(そんな理由!?と言われそうなのですが私は切羽詰まっていたのです。
マルタにもコインランドリーがあるそうですが、10年前はなかったのかもしれませんが当時全く思いつきませんでした。
ただ1回あたり1000円以上するそうなので注意が必要です。
ホームステイ中に注意したいこと
先の電気と水の使い方以外に気をつけたいことを紹介します。
わからない事は聞く&確認する&メモする
ホストから家のルールを聞かされるかと思います。
ご飯の時間や洗濯の時間など、できればメモをしておくことをおすすめします。
ルールや予定など重要なことはわからないところがあればわかったふりをせず、しっかりと確認しておきましょう。
"Please let me check..."
「確認させてもらいたいのですが…」
はシンプルで言いやすく伝わりやすいフレーズです。
この時、メモをとっていればホストから「ここはこうだよ」と訂正してもらいやすくなります。
私がメモをとっているのをみて私のホストマザーは"Oh, Your so sweet!"と言って喜んでくれました。
ホスト側も相手が本当に理解してるか不安だと思うので安心できるし、真剣に自分の話を聞く姿勢に好感をもってくれやすいと思います。
ちゃんと連絡する
週末の予定・ご飯を食べるかどうかなどはあらかじめ連絡しておきましょう。
ホストファミリーはあなたを家で預かっているので心配します。
また、せっかく作ってくれたご飯を食べないのは失礼に当たります。
夕食がいるかorいらないか、遅くなる場合や外泊する時はあらかじめ知らせておきましょう。
勝手にものを触らない
自分の部屋以外のもの、パソコンや冷蔵庫などを利用するときは一言断りましょう。
人前で爪を切らない・室内で傘を広げない
日本ではよく見かける行動ですが、欧米ではNGです。
爪を切る=排泄行為のようなものなんだそうです。
爪を切るときはバスルームや自室でしましょう。
爪切りを借りるのも絶対NGなので持参しましょう。
また、室内で傘を広げる=不吉なことがおこるという迷信があるのだそうです。
マルタの家庭でホームステイ中のトラブル
電気をつけたまま寝るとめちゃくちゃ怒られる
光熱費がとにかく高いマルタならではのトラブルです。
これがマルタ留学中に一番よく聞いたトラブルです。
電気をつけたままうっかりうたた寝をしてしまい朝になっていたらホストにめちゃくちゃ怒られたという友だちが何人かいました。
マルタの家庭は、けっこう暗くなるまで電気をつけないので、昼間はなるべく部屋の電気をつけないようにしましょう。
ホームステイ先にたどりつけない!
でかけたら最後、ホームステイ先に戻れなくなりました。
10年前は、スマホはまで販売したてでした。
携帯にしばられない生活をしたいと思い、マルタで使える携帯を持っていませんでした。
Google mapもなくどこが家かわからなくなってしまったのです。
たまたま同じ学校の子とばったり会い、一緒に家を探してくれました。
スマホを持ってたら、最初にステイ先を地図に登録しておくことをおすすめします。
風邪をひいたら嫌がられた
10年前、マルタで最初の家に一緒に住んでいた生徒が風邪をひきました。
2月になかなかお湯がでないシャワー、ドライヤー使えない、旅の疲れからのようでした。
熱のあるその子の部屋にホストマザーが行き叱責したそうです。
子供がいるでパンデミックが起こった今は、とくにシビアだと思いますので、もし、風邪をひいた場合はマスクをしてなるべく家族と接触しないようにしましょう。
ホストお気に入りの枕カバーにとれないシミをつけて弁償!
マルタはドライヤーNGと聞いて髪を乾かすために速乾ターバンを持って行って大正解。
タオルも何枚も使えるわけではなかったので、なかったら風邪をひいてたと思います。
2つめのホームステイ先で濃いネイビーのターバンをつけたまま横になったらそのまま寝てしまいました。
起きたらびっくり!枕カバーにターバンの色素がくっきりとついてしまっていました。
慌てて除光液で拭いたり石鹸で洗ったりしてみましたが全く取れませんでした。
正直にホストマザーに謝りました。
インテリアにこだわりのある人で枕カバーとシーツをセットでコーディネートしていてくれたのです。
仕方ないとわかっていながらとてもがっかりしたようでした。
弁償する旨を伝えたら「ちょっと落ちるかがんばってみるね」と言ってがんばってくれたのですが、どうしても取れなかったようで枕カバー代として申し訳なさそうに5€請求されました。
マルタ留学中にホームステイ先をかえたくなったら
自分に合うホームステイ先にあたればいいのですが、そうとも限りません。
私もマルタに4週間の短期留学中、一度ホームステイ先を変えています。
ホームステイをしている友達に相談する
「あれ?」と思っても単に文化の違いなのかわからないなと思い友達に相談しました。
「そんなもんか~」ときにならなくなったり、「やっぱりおかしい!」と思ったり相談することで方向性がきまります。
次に学校に相談する
ホームステイに関して学校の役目は問題を解決すること。
担当者や状況にもよりますが、相談するとすぐに動いてくれます。
私の場合、「ちょっと相談してみようかな…」という気持ちで相談したら思わぬ事態に発展しました。
ホームステイ先を変えようとしたらトラブった話
私の最初のステイ先は、とてもビジネスライクでした。
ご飯は冷凍食品、食べ終わったらさっさと部屋に戻ってね~という空気感。
子供が夜中まで騒がしいのも少し気になりました。
私自身が意地悪をされたとかではなかったので「まあそんなもんか~」と割り切っていたのですが、私より先に同じ家に住んでいたAちゃんが風邪をひいた時、叱責されているのをみてとても怖くなりました。
Aちゃんがステイ先を変えたいと学校のカウンセラーに相談しにいった時に同席し、証言しました。
その時、「あなたも引っ越す?」「OK!じゃあ3時に家でピックアップするね」って感じでさくっと次のホームステイ先が決まったのです。
カウンセラーによってはホームステイ先を変えることをホストに伝えず、生徒が家を後にしてから伝えてくれることもあります。
私もそのパターンを期待してAちゃんと帰宅したら激怒したホストマザーが待っていました。
「よくもチクったわね!」とAちゃんを叱責するマザー。
あっけにとられていると
"AND YOU!"
と私を指さし叱責されました。
チキンハートのくせにまさかの応戦。
ピックアップの時間まで家にいたかったのですが、見事に追い出されてしまいました。
仕方なくスーツケースを引いて学校に戻った私は、カウンセラーに家をでる前に伝えたことについて抗議しました。
カウンセラーはあっけらかんと「ホストに伝える義務があるから」と言いました。
悲しさと苛立ちで動揺したまま新しいホストマザーの家に行きました。
着いた瞬間に優しいホストマザーの顔を見て泣いてしまいました。
ホストマザーは何も言わず車に私を乗せて海辺にドライブに連れて行ってくれました。
そして話を聞いてくれました。
ひとしきり落ち着いたところでホストマザーが私に、
「Sweet heart,明日、カウンセラーのところに言って笑顔でお礼を言いなさい。カウンセラーに非があったかもしれないけど、あなたのために動いてくれたのは事実。その事実に感謝の気持ちを示しなさい。レディーとしてね」
"As a lady"
Gender neutralが叫ばれる今だったらピンとこなかったかもしれませんが、かっこよくしなやかなホストマザーがいうその言葉がすごくかっこよく思えました。
このホストマザーの出会いで、嫌なことがあって気持ちを切り替え、自分をご機嫌にする習慣を身につけることができました。
こういう思いがけない出会いがあるのもホームステイの魅力です。
ホームステイ先のお土産で喜ばれるもの
お菓子など食べられるものが良いと思います。
が喜ばれました。
マルタ留学のホームステイ&レジデンス迷うならどっちも体験するのもあり!
ホームステイにしたいけど迷う、レジデンスも体験したいかも…。
時間が許すならなら両方してみるのもありです。
日本最大級の留学口コミサイト、School Withではマルタの様々な地区の留学体験談をよむことができますし、LINEで気軽にカウンセラーに相談することもできます。
口コミをみて、疑問があればぜひいい手みてください。
きっと話しているうちにどうしたいかが見えてくると思いますよ!
マルタ留学概要についてはこちらでご紹介しています!